皇太子 ルドルフ – 2

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成人したルドルフはトートと再会します。
トートはルドルフが子供の頃、こんなことを言っていました。

Wenn du mich brauchst ,komme ich zu dir.(必要なときは来てあげる)
Ich bleibe dir nah.(そばにいるから)

トートはその通り、ルドルフが困難な状況になったときに現れました。
ルドルフは父・フランツヨーゼフと対立していました。保守的で伝統を重んじる父に対し、彼は自由主義に傾倒し、国を変えたいと思っていたのです。自分を殺して父に従っていくのか、それとも背いて革命を起こすのか。。しかし失敗すればルドルフは絶体絶命です。そんな時、トートは苦悩するルドルフのもとに現れ、そして革命を煽るのです。

トートとルドルフのそのやりとりの歌が、『Die Schatten werden länger 』です。

素晴らしい曲なので、この歌のファンも多いかと思います。
今日はこの歌のタイトルについて少し説明いたします。

die Schatten : 男性名詞(ここでは複数形)/影・闇の意
werden : 動詞/~になるの意
länger : lang 「長い」の意、比較級

初めの頃、この歌のタイトルは、『影はどんどん長くなる』でした。
ドイツ語からの訳は、まぁそういうことなのですが。。。
歌のタイトルとしては何ともしっくりきませんね。
せっかく格好よい曲なのに!どうなんでしょう!?などと思っていたら…
のちに以下のタイトルに変更されました。

『Die Schatten werden länger 』- 闇が広がる -

曲に対するイメージが、ずいぶんと変わりませんか?

(記:ドイツ語講師 池嶌 千絵)